30号棟を制覇せよ!!




今回の自分の調査目的の30号棟にやっと着きました。

こうして外だけ見るとこの建物が日本最古の鉄筋コンクリートの建物とは思えないほどしっかりしています。

以前、中に入ると建物が揺れている感じがするは、コンクリートが乾いた音をたてるはで、

断念してきたこの30号棟を調べます。







真っ暗な入口から、僅かな明かりを手掛りに調査開始です。






しかし・・・・(苦笑)・・・・見るところ、見るところこんな調子です。

部屋の中は崩壊し、廊下を通る事で一杯です。






真ん中が吹き抜けになっているので自然光が・・・・

しかし、・・・・・踏む場所もないってのは、このような場合に使うのですね・・・・・(苦笑)






それでもなんとか、7階建ての屋上近くまで来ました・・・

しかし、雑草の生命力って凄いですね

ちょっとの隙間があれば、直ぐ成長して緑をなしています。

過去に緑無き島と呼ばれた島が、今は緑で一杯です・・・・皮肉なものですね。







7階まで来ると結構余裕が出てきました。

多分、余裕と言うより崩壊しても逃げ場所がないので覚悟が付いただけかもしれません(苦笑)







7階まで来る人があまりいない所為か、色々残っていたものがあります。

くつ、帽子、ヘルメットなど・・・・・








この部屋には、小包が放置されていました・・・・中が気になったのですが、そのままにしておきました。

ずっとこのままで・・・・・








あと少しで屋上です!!

今までの苦労を思い出し後ろを振り向いてしまいました。








そして、遂に来ました!!、屋上です。

しかし登ってみた後、屋上を見ると意外にしっかりしています。

以前、来た時に、感じた建物の揺れも今は感じません。

でも、階段を歩く時に、「ピシピシ」、コンクリートが割れる音がするのは、やっぱり恐怖ですね(苦笑)。








ふと炭鉱事務所側を見ると・・・・改めて上から見ると凄いものです・・・・・

思わず声がでなくなってしまいました。

軍艦島に安全な場所はないと元々思っていましたが・・・

安全な場所がないのではなく、危険な場所と凄く危険な場所があるだけだったのですね・・・・・








下に降りる前に吹き抜けを見てみました。

下には崩壊したコンクリート、木材など、落ちています。

そろそろ逃げ出したくなってきました。








降りる途中で思わず立ち止まってしまった場所です。

崩壊してなくなった壁、ひび割れた柱と青々とした海・・・・・なんとも言えません・・・・・








30号棟を抜け出し、完全に瓦礫で埋まっている1階部分を見ます。

もう何がなんだか・・・・(苦笑)、やっぱり、一番古い分、一番崩壊が激しいです。








そして、30号棟の横に出てくる地下道の入口は、コンクリートブロックの固まりで半分塞がれています。

実際、コンクリート部分が今にも落ちてきそうでした。

しかし、今回、今までほとんど未調査だった30号棟の屋上まで登り調査できたのは、

大変素晴らしい経験になりました。

しかし、崩壊中の建物の中を歩くってほんと気が休まりませんね。

屋上に出た時は、みんな精神的にへとへとになっていたような気がします。

恐るべし30号棟!



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